<日本の昔話・民話>
日本にはたくさんの昔話や民話、伝承が残っています。だれもが知っている『桃太郎』や『浦島太郎』といったおはなしから、地域に根付いて語り継がれているものまで様々あります。
興味のある方は、図書館で調べてみましょう。
[ ]内の数字は請求記号です。館によって異なる場合があります。
◆昔話・民話について調べたいときは、次の棚を参考に見てください。
・昔話や民話は民俗学のひとつとして分類され、主な請求記号として[388.□]がつけられています。小数点以下に数字を振ることで地域ごとに分けられ、そのうち日本の昔話についての資料には[388.1]の請求記号がつけられています。
・児童書では、よみものには[94]、絵本には[EO1](オレンジ色のシール)の請求記号をつけています。
◆キーワードを組み合わせて検索してみましょう
例)昔話、伝説、伝承、口承、語り継ぎ、民俗、風俗、地域名 など
日本昔話ハンドブック(新版)
稲田浩二/編
稲田和子/編
三省堂
2010.6
日本の昔話について、昔話とは何か、どんな昔話があるか、昔話を継承していくための活動と、総合的なことを調べられる一冊です。
47都道府県・民話百科
花部英雄/編
小堀光夫/編
丸善出版
2019.11
民話についての概説と、47都道府県ごとに伝わる民話について調べることができます。その地域ならではの特色について知ることができる興味深い一冊です。
日本の昔話百科
石井正己/著
河出書房新社
2016.2
日本の有名な昔話を子どもでも読めるように平易に解説しているので、手始めの一冊としておすすめです。
日本怪異妖怪事典 関東
氷厘亭氷泉/著
朝里樹/監修
笠間書院
2021.10
日本に伝わる昔話や伝説には、怪異・妖怪にまつわるものも多くあります。この本は古代から現在に至るまで、関東圏で伝わってきた怪異・妖怪について調べることができます。一つ一つの項目は簡潔な説明ですが、参考文献が豊富に紹介されているので、興味をもったものについて深掘りする際にも役に立つでしょう。
日本の昔話と伝説
柳田国男/著
河出書房新社
2014.9
日本民俗学の第一人者とされる柳田国男は、とりわけ昔話や伝説の分野でよく知られています。この本は、柳田国男による昔話や伝説の解説を五十音順に配置しているものなので、辞典のように調べることができます。
カムイの世界
堀内みさ/著
堀内昭彦/撮影
新潮社
2020.3
北海道で伝わるアイヌの文化、伝承について調べられます。写真が多いのでわかりやすい本です。
◆日本の昔話・民話について調べる、その他の資料 など
◇参考図書
・『日本昔話事典』(縮刷版)
稲田浩二/[ほか]編集 弘文堂 1994.6 [S388.1]
・『日本説話伝説大事典』
志村有弘/編 諏訪春雄/編 勉誠出版 2000.6 [S388.1]
・『民話・昔話全情報』
日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 紀伊國屋書店(発売) [S388]
※国内で昔話に関する本が刊行された時代ごとに分かれており、45/91(1945年~1991年)、92/99(1992年~1999年)、2000-2007、2008-2015と4つの巻を所蔵しています。
・『民話・昔話集作品名総覧』
日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 紀伊國屋書店(発売) [S388]
※1945年から2002年に刊行されたものを収めた巻と、2003年から2014年に刊行されたものを収めた巻とがあります。
・『日本の児童文学登場人物索引 民話・昔話集篇』
DBジャパン/編集 DBジャパン 2006.11 [S909]
◇昔話集(練馬区で所蔵しているもの)
・『日本昔話大成』(全12巻)
関敬吾/[著] 角川書店 [388]
・『新編日本の民話』(全49巻)
未来社 1985 [388.1]