<本の分類>
図書館で調べものをするためのパスファインダーですが、
今回は、もっと図書館を活用したい!という方へ、
図書館で本の並びを決める、“本の分類”がわかる本を紹介します。
これを知っていると、図書館で本を探しやすくなりますよ!
[ ]内の数字は請求記号です。館によって異なる場合があります。
赤木かん子の図書館員ハンドブック分類のはなし
赤木かん子/著
埼玉福祉会
2012.8
日本十進分類法にのっとって分類をするのは、図書館員の仕事の基本のひとつ。なかでも、子ども向けに分類をするのは、分かりやすさが大切になってきます。
この本は学校図書館員向けに書かれているので、分類の基本と、対象に合わせて考えることの両方が学べます。
本のさがし方がわかる事典
金中利和/監修
造事務所/編集・構成
PHP研究所
2007.11
分類の基本がわかると本を探しやすくなります。
「○○について調べたい」って思ったときにどの棚を見るか?この本を使って練習してみましょう。
読書力アップ!学校図書館のつくり方
赤木かん子/著
光村図書出版
2010.4
上記の『赤木かん子の図書館員ハンドブック分類のはなし』と同じく、主に学校図書館についてよくわかる本。
実際の学校図書館の写真が多く載っていて、分類や棚づくりの参考になるので、学校で図書委員をやっている方にもおすすめです。
図書分類からながめる本の世界(JLA図書館実践シリーズ)
近江哲史/著
日本図書館協会
2010.12
本を内容によって分けるのが分類なのだから、同じ分類記号の棚は同じような内容の本が集まっている、ということ。
興味のある分類の棚を前にすると、思いがけず面白そうな本に出会えることがあります。そのまま一つ隣の棚を見てみると、また違う新しいジャンルの本に出会えたり。
図書館は、こういう本の出会い方もあるから楽しいんですよね。
NDCへの招待
蟹瀬智弘/著
樹村房
2015.5
分類は図書館員の仕事の基本、とは言ったものの、これはなかなか簡単な仕事ではありません。内容が多岐にわたる本や、内容がとても難しい専門書などは苦労するものです。だからこそ、本を探しやすいように分類することはやりがいのある仕事ともいえます。
この本は、今のみなさんには難しいかもしれませんが、実際にこの仕事に就いたときには、ぜひ思い出して手にとってみてくださいね。