テーマ:「春眠暁を覚えず」
春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く……
ぽやぽやねむ~い春の宵、鳥の鳴くこえも何のその、朝が来たのもご存じない。
枕のそばにはこんな本、いかが?
気ままに漢詩キブン
足立幸代
筑摩書房
2014
『春眠暁を覚えず』ね、知ってるよ。でも教科書に載ってる現代語訳はなんだかピンと来ないんだよな……。そんな時にはこの本。なになに?「春の朝寝は最高だ」だって。わかるわかる、その気持ち! 国も時代も飛び越えて、漢詩の世界をゆるーく楽しもう。
夢十夜
夏目漱石
岩波書店
1986
「こんな夢を見た。」という語り出しから始まる、十篇の夢。文豪がつづる夢のおはなしは、どこか奇妙で、切なく、すこし怖い。あんまり眠ってばかりいると、あなたも不思議な夢の世界から戻って来られなくなるかも……。
眠れない、起きられない
キャロリン・シンプソン
大月出版
2009
朝がとにかく苦手というキミ、それってただ苦手なだけ? もしかしたら何か別の原因が……?! あなたの睡眠は大丈夫? そもそも人はなぜ眠るの? ねむーい春、いっそ眠りのコト、とことん考えてみよう。
ムーミン谷の冬
ヤンソン
講談社
2011
雪に埋もれたムーミン谷。冬眠中のムーミントロールは、ひとり目を覚ましてしまいます。みんなの知らない、初めて見る冬の世界。誰もがねむたい季節にがんばって目を見開いていると…… 未知の世界との出会いと冒険のお話です。
雨の日のネコはとことん眠い
加藤由子
PHP研究所
1990
春って眠い。冷たい雨の降る日なんて特にそう。まるでネコになったみたいに、一日中寝ていられそう。……そういえばネコって、身近にいるわりに何考えてるのかわからないなあ。人間もねむたい春なら、ネコの気持ちもわかるかも?