オリンピックを題材にした小説もけっこうあるものです。
リアルな熱い物語を読んで、気分を高めていきましょう!
オリンピックへ行こう!
真保裕一/著
講談社
2018.3
オリンピックを目指すアスリートたちは、競技中にどんなことを考えながら戦っているのでしょう。試合を見るだけではわからないアスリートの心の声が聞けるのも小説ならでは。息詰まる試合の緊迫感が、見る以上に伝わります。
作家たちのオリンピック
城山三郎/著
浅田次郎/著
奥田英朗/著
赤瀬川隼/著
小川洋子/著
海堂尊/著
額賀澪/著
細谷正充/編
PHP研究所
2018.9
オリンピックがテーマの7つの短編集。世相を強く感じるもの、暮らしのワンシーンを切り取ったもの、オリンピックを様々な角度からとらえた小説に出会えます。来年の自分は、東京2020大会にどう関わっているのかな、と考えてみたくなります。
頼むから、ほっといてくれ
桂望実/著
幻冬舎
2012.8
オリンピック代表に選ばれるほどの選手ならば、メンタルが強くて常に前向き、と思いがちですが、焦りや嫉妬、迷い、慢心、マイナスな気持ちだって当然あるのです。トランポリン競技を通して、己の内面とも戦う選手たちにエールを。
オリンピックがやってきた
堀川アサコ/著
株式会社KADOKAWA
2017.9
昭和39年、戦争で受けた心の傷は忘れられなくても社会は回り始め、人々が日々の暮らしを取り戻した頃に、初の東京オリンピックは開幕しました。ともに泣いたり笑ったりしながらその時代を生きる青森の田舎町の物語。みんなで見上げる虹のように開会式を描いたラストシーンが印象的です。
小説ひるね姫
神山健治/[著]
株式会社KADOKAWA
2017.2
昼寝が特技の女子高生の平和な日常は、父の逮捕をきっかけに大きく動き始めます。舞台は東京2020オリンピック開会式の3日前。なぜこの設定なのかは読み進めるうちに明らかに。夢と現実が交錯する不思議なストーリー。