SDGsを知ろう!
今回のテーマは
「ターゲット5 ジェンダー平等を実現しよう」
ジェンダー平等について考えるには、現在の自分からいったん離れて想像してみる必要があります。ジェンダーの差はあまりにも「あたりまえ」すぎて、そこに格差があるとは気づきづらいのです。気づかないから差別になってしまったり、現状のままで誰も困らないはず。と思ってしまいます。しかし、性別を理由に差がつけられていることはたくさんあります。「あたりまえ」から離れて考えてみるための4冊をご紹介します。

『差別ってなんだろう? 2』 ―性別や性のあり方にかかわらず―

好井裕明/監修
新日本出版社
2023年3月
SDGs5番目の目標は「ジェンダー平等を実現しよう」です。この目標は、男女平等を実現し、あらゆる場所において、あらゆる形態の差別を撤廃することを目指しています。「男はこうあるべき」「女はこうでなきゃ」「ふつうはこうだ」という思い込みや決めつけは現代社会にも存在しています。本書は、「悪意がなければ差別にはならない」のだろうか、という観点から幅広く「差別」について解説しています。
『TRUE Colors』―境界線の上で―
神戸遙真/ 蒼沼洋人/ いとうみく/ 鳥美山貴子/ ひこ・田中/著
講談社
2025年7月
野球一家に生まれた「香田さくら」は中学公式野球のエースとして活躍しています。卒業を控えた彼女の悩みは「女子は甲子園に出場できない」ことです。制度上は、大学野球、プロ野球、メジャーリーグのいずれでも女性選手が登録できます。しかし、高校野球だけは別です。『三月のグラウンド』は、彼女がこの問題と向き合っていく物語です。ジェンダーをテーマにした五つの物語を読んでみませんか。
『翻訳をジェンダーする』

古川弘子/著
筑摩書房
2024年9月
「That‘s amazing, Lil.」このセリフをどう翻訳するかを問うことから本書は始まります。これは『プラダを着た悪魔』という小説で、主人公のアンドレアが親友のリルに向けたセリフです。意訳すれば「やるじゃん、リル」というところですが、翻訳小説では「すばらしいわ、リル」となっています。原著や前者の訳では性別は関係ありませんが、後者では女性のセリフと分かります。これは「女らしい話し方」が求められた結果であると著者は指摘しています。翻訳を「社会を映す鏡」と捉える著者の言葉に耳を傾けてみませんか。
『性のモヤモヤをひっくり返す!』―ジェンダー・権利・性的同意26のワーク ―
ちゃぶ台返し女子アクション/著
染矢明日香/監修 
合同出版
2024年3月
「ジェンダー平等を実現しよう」の目標の一つに、人身売買や性的な搾取をなくすことが挙げられています。では、「性的」とはどのようなことでしょうか。本書では、性に関する権利、性暴力、ジェンダーギャップ、性的マイノリティなど、「性」に関する幅広い問題を取り上げています。各項目には「ワーク」が用意され、自分以外の価値観を尊重することを学べるようになっています。自分も他者も傷つけないためのヒントを教えてくれる一冊です。









