SDGsを知ろう!「目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう」
今回のテーマは
「目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう」
SDGs9番目の目標は「産業と技術革新の基盤を作ろう」です。この目標は、災害に強いインフラを整え、新しい技術を開発し、安定した産業化を進めることを目指しています。産業・技術・通信が不十分であることによって格差が生まれることのないように。すべての人々が安全なインフラを手に入れ、最新の技術を使える環境にあれば、産業や技術はより良い進歩につながります。目標9は人類が生み出した技術の恩恵を、誰もが受けることができるようにするための目標でもあります。

『命と生活環境を支える日本のインフラ図鑑 交通』 ―道路・鉄道・空港・港湾―

飯塚裕介/監修 グラフィオ/編
金の星社
2026年2月
インフラとは、英語の infrastructure(インフラストラクチャー) を短くした言葉です。産業や、社会を支えるための仕組みや土台のことをいいます。2024年1月1日に発生した能登半島地震では、主要な幹線道路が土砂崩れや道路の陥没で寸断され、緊急車両や救援物資の運搬車が通行できない事態となりました。本書は日本における交通インフラについて、その種類や運用方法、管理方法などを教えてくれます。社会を支えているインフラの力を学んでみませんか。
『SDGsを実現する2030年の仕事未来図 2巻』―よりよい社会をつくる仕事―
SDGsを実現する2030年の仕事未来図編集委員会/著
文溪堂
2021年12月
本書は、社会をより良く、暮らしやすくするために新しい仕事に挑戦している人々と仕事の内容を紹介しています。例えば「雪エネルギー」。北海道美唄市は日本有数の豪雪地帯です。その美唄市に都会からデータセンターを移動させるプロジェクトが進んでいます。パソコンやスマホを長時間使用すると熱くなりますよね?コンピューターのサーバーも同じです。この熱を雪による冷房で冷やそうというのが「雪エネルギー」です。捨てられるだけの雪が安定した冷房効果を生み出しているのです。他にも興味深い多くの仕事を教えてくれる一冊です。
『考えよう!やってみよう!フェアトレード 2』―フェアトレードが生まれた背景と歴史・現状―

こどもくらぶ/編
彩流社
2015年11月
「フェアトレード」とは、発展途上国の原料や製品を「適正な価格」で購入する貿易の仕方を指しています。ニュースで出てくる「自由貿易」では、先進国が開発途上国から安く原料や製品を輸入してきました。これでは、開発途上国の生産者はいつまでも豊かになりません。この状況を改善することを目的としてヨーロッパで発展したのが「フェアトレード」です。本書は、生産者を守ることが安定した産業化に繋がることを、「フェアトレード」の仕組みを通じて解説してくれます。
『おいしいごはんとあまいコーヒー』―おはなしSDGs 産業と技術革新の基盤をつくろう―

片川優子/作 雛川まつり/絵
講談社
2022年1月
小学校6年生のハルは、「身近な大人の職業について調べましょう」という宿題をするために、父親が勤める大学の研究室を訪ねます。そこで、ベトナムからの留学生グエンさんと出会います。グエンさんは、水害などの災害に強い稲の品種改良を勉強するために来日しています。ハルはグエンさんとの会話を通じて、開発途上国の現状に目を向けるようになります。「物語」という形で、新しい技術や安定したインフラの必要性を描いた作品です。グエンさんが紹介するベトナムでのコーヒーの飲み方やブンボーフエという麺料理などの表現も生き生きとしていて、読み物としても楽しい本です。









