SDGsを知ろう!
今回のテーマは
「ターゲット12 つくる責任、つかう責任」
大量に作って大量に捨てる。そんな生活を続けていたら、あっという間に世界はごみで埋まってしまうでしょう。
ごみ問題だけでなく、このターゲットはフードロスの問題やエネルギーの問題も含んでいます。
国や企業は作る段階からなるべく環境に負荷のかからない、資源を無駄にしないやりかたを選び、私たちひとりひとりは責任をもって選ばなければなりません。乗り越えるべき問題は多いですが、どんな解決法があるか考えてみましょう。
『ごみ 世界で一番やっかいなもの』
G.レイド/文・絵 竹内薫/監修 那須田淳/訳
西村書店
2022.9
SDGsの12番目の目標は「つくる責任、つかう責任」です。この目標は、作る人も使う人も、地球の環境と全ての人々の健康を考えて責任ある行動をするよう求めています。本書は世界中で問題となっている「ごみ」について、その現状や対策方法のヒント等を解説しています。カラフルなイラストで描かれていますが、その内容の重さに驚かされます。「ごみ」について考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
『未来をつくる仕事図鑑 第2期』3 ―美しい地球を守る―
Gakken
2024.2
持続可能な社会を実現するためには環境に配慮した仕事が大切です。地球と人類の未来のために働いている人々とその仕事内容を教えてくれる本です。一例として「生分解性バイオポリマー」を紹介します。この新素材は海水中で分解されるため、プラスチックの代わりとしてホテルの歯ブラシやカフェのストローなどで使われています。開発者の方は生き物が大好きな少年時代を過ごし、環境に優しい仕事を選んだそうですよ。
『農はいのちをつなぐ』
宇根豊/著
岩波書店
2023.11
現在の農業には「環境に負荷をかけない持続可能な」方法が求められます。これは、工業や商業などの他の産業と変わりません。しかし、筆者はそこに大きな違いが隠れていると指摘しています。それは、「もともと農とはそういうものであったはず」という文章に集約されています。農業は本来、持続可能な方法で営まれていたということです。過去の知恵と知識に学ぶことが未来に繋がることもあると教えてくれる一冊です。