ようこそ昆虫の世界へ(稲荷山図書館コラボページ)
旅する蝶「アサギマダラ」を知っていますか?
今回紹介するのは、その特徴的な生態から度々ニュースなどでも取り上げられる蝶、アサギマダラです。
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この蝶のすごいところは、その「渡り」です。なんと、秋には本州から南西諸島、ときには台湾まで、千キロ以上もの距離を旅するそうです!
1匹の小さな蝶が、海を越え、山を越えて大移動するなんて、驚きですよね。
稲荷山図書館では、毎年冬になるとアサギマダラの生体展示を行っています。
成虫だけでなく、美しい蛹(サナギ)も見ることができるかもしれませんよ。
※アサギマダラの状態によっては、冬の期間でも展示していない場合があります。
関連書籍紹介
謎の蝶 アサギマダラはなぜ海を渡るのか?
栗田昌裕/著

ベストセラーズ
2018年10月
医学博士でアサギマダラの研究家でもある著者が、アサギマダラの魅力を語る資料です。アサギマダラと出会う方法から、飛距離を調査する「マーキング調査」の方法、24種類(!)の飛翔パターンなど、著者の長年の経験がぎっしりと詰まっています。テレビ局から取材を受け、ドキュメンタリーで取り上げられた話もあり、アサギマダラの不思議な魅力と、そこへ向かう著者の情熱を感じる一冊です。
あした飛ぶ
束田澄江/作
しんやゆう子/絵

学研プラス
2017年11月
母の実家である大分県の姫島に引っ越してきた主人公は、ある日、一匹のアサギマダラを捕獲します。そのアサギマダラの羽には、「リュウセイ」と書かれていました…。
心に傷を負った主人公達のアサギマダラが発端となる交流に、心を打たれます。小川未明文学賞大賞を受賞した感動作品です。
虫たちの生き方事典
小松貴/文・写真
じゅえき太郎/イラスト

文一総合出版
2024年8月
「奇人」と呼ばれる昆虫学者の著者が書いた、信じられないような不思議な昆虫の生態を64種類紹介している本です。
オオカマキリやスズムシなどの有名な昆虫から、名前も聞いたことのないような昆虫まで、本当に!?と思ってしまう虫たちの特技や生態が次々に登場します。クスッと笑ってしまうようなゆるふわなイラストがついているので、虫の写真が苦手な人でも読めるかも?
チョウごよみ365日 ―昆虫研究社が追いかけた四季折々の姿と営み―
工藤誠也/著

誠文堂新光社
2024年3月
著者が撮影した、四季折々の蝶を365日に分けて紹介しています。
国内外に問わず200種類以上の蝶が登場する本書は、移り替わる季節によって蝶の種類も変化していくことが分かる、とても興味深い内容です。自分の誕生日や記念日のページを見るだけでも楽しめます。ぜひ手に取って読んでみてください。











