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<自然災害>
地震や大雨など、いつ起こっても不思議ではない自然災害。
備えるために知っておくべきことを、図書館で調べてみましょう。
[ ]内の数字は請求記号です。館によって異なる場合があります。
- 災害全体、災害の実例、防災については[369.3]
- 災害の原因となる構造については、4類の地球科学の棚を見るとよいでしょう。例えば、水害(大雨)の場合は、気象学の分類である[451]、地震については、地震学の分類である[453]の棚です。
- 児童書で調べる場合は、[36]や[45]を見てください。
- 練馬区の防災→[N34]
『練馬区土砂災害ハザードマップ』
(ともに練馬区危機管理室危機管理課発行)
※練馬区のホームページからもダウンロードできます。
- 東京都の防災→[T34]
- 過去の災害について調べるときは、練馬区の歴史の棚[N71]にある『練馬区史』や、練馬区の地理の棚[N73]にある『わたしたちの練馬区・東京都』も参考になります。
わかる!取り組む!災害と防災 1 地震

帝国書院編集部/編集
帝国書院
2017.2
自然災害の中でも、いつ起こるか分からない地震がいちばん不安だと思う人は多いのではないでしょうか。全5冊あるこのシリーズは、災害のしくみや、実際に起きた主な災害、防災対策についてわかりやすく調べられます。1巻は地震について取り上げられています。地震について、正しく理解し、備えるための手始めに参考になるでしょう。
地震はなぜ起きる?

鎌田浩毅/著
岩波書店
2021.3
地震が起きる科学的なしくみを、中学生や高校生にもわかるようにやさしく詳しく書いてくれている本です。より理解を深めるために役に立つ一冊です。
わかる!取り組む!災害と防災 4 豪雨・台風

帝国書院編集部/編集
帝国書院
2017.2
1冊目に紹介したシリーズの4巻は、毎年各地で起こっている豪雨・台風による災害を取り上げています。地震と違って季節は限られますが、日本中どこで起きてもおかしくないのは地震と同じ。こちらも理解と備えが大切です。
なお、このシリーズはほかに、津波、火山、土砂災害・竜巻・豪雪を取り上げています。あわせてチェックしてみてください。
水害の大研究

河田惠昭/監修
PHP研究所
2020.7
上で紹介した本よりも、水害について平易に書かれています。避難についても触れられています。
教訓を生かそう!日本の自然災害史 1 地震災害 1 江戸~昭和の震災

山賀進/監修
岩崎書店
2023.12
災害の歴史について知りたいときはこのシリーズで。
2巻は平成以降の震災、3巻は火山災害、4巻は気象災害について述べられています。
図解でわかる14歳からの自然災害と防災

社会応援ネットワーク/著
諏訪清二/監修
太田出版
2022.2
災害について疑問に思っていること、実際に災害に遭ったときに疑問に思うようなことを、見開きでQ&Aの形式でわかりやすく解説してくれる本。災害時にとるべき行動の参考になります。
プロの防災ヒント180警視庁災害対策課ツイッター

日本経済新聞出版/編
警視庁/取材協力
日経BP日本経済新聞出版 日経BPマーケティング(発売)
2023.2
防災のヒントが書かれた本はいくつもありますが、これはヒントを教えてくれるのが「災害対策のプロ中のプロ」とされる、警視庁災害対策課なので役に立つこと間違いなし。Twitter(現在のX)に載ったものが紹介されているので、ひとつひとつが簡潔で読みやすいです。
いざというとき自分を守る防災の本 3 なにができる避難してから

防災問題研究会/編
岩崎書店
2019.10
災害に遭ってしまったら、自宅で避難生活を送ることもあれば、避難所に行くこともあり得ます。それぞれのときに気をつけたいことは何か、知っておくことも大切です。
◇参考図書
- 『気象災害の事典』
新田尚/監修 酒井重典/編集 鈴木和史/編集 饒村曜/編集 朝倉書店 2015.8 [S451] - 『令和災害史事典 令和元年~令和5年』 日外アソシエーツ株式会社/編集 日外アソシエーツ 2024.3 [S369.3] ※平成、昭和もあり
- 『世界と日本の激甚災害事典』 北嶋秀明/著 丸善出版 2015.7 [369.3]
◇インターネット
- 内閣府「防災情報のページ」(https://www.bousai.go.jp/)
- 東京都防災ホームページ(https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/)
- 練馬区「防災(地震・風水害など)に関する情報」(https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/bosai/info.html)
- 気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/jma/index.html)