2019年03月
テーマ:「本のあるあるその3・読んでいそうで読んでいなかった名作」
とっても有名なのに読んでこなかった作品ってありませんか?
読まず嫌いは損。いろんな名作にぜひ触れてみてください!
人間失格

太宰治/著
株式会社KADOKAWA
角川文庫 2007.6
本当の自分でいたいと願いながら、人や社会への恐怖心から素直に自分を表現できず、生きていること自体に居心地の悪さを感じる主人公。生きていれば誰もが必ず突き当たる悩みを読者にとつとつと語りかけます。自分と向き合い、自分を認めることの大切さを知る一冊。
©2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
吾輩は猫である

夏目漱石/著
新潮社
新潮文庫 2003.6
語り手である猫は飼い主一家の日常をじっくり観察。なんと人間は、すました顔でこっけいなことをする生き物かしら、とため息が聞こえてきそうです。冒頭の部分はあまりに有名。では結末は知ってる?猫に呆れられる前に読んでみよう。
雪国

川端康成/著
新潮社
新潮文庫 2006.5
描かれている時代は少し昔なので風景や人物の描写はわかりにくいかもしれません。でもそうした、かつて日本が有していた独特の文化や美しさを捉えた表現が随所にちりばめられている、日本人にしか描けない世界を持った小説です。
新訳ロミオとジュリエット

シェイクスピア/[著]
河合祥一郎/訳
株式会社KADOKAWA
2005.6
世界一知られたラブストーリーのヒロイン、ジュリエットはもうじき14歳という設定。結構自分と年が近い?そう考えると古典もなんだか身近に思えてきませんか。400年前に上演されていたお芝居の雰囲気をそのまま味わえる戯曲です。
ハリー・ポッターと賢者の石
掲載日 令和6年10月1日
更新日 令和6年10月16日