No. 34 へいせい 27 ねん 高学年むけ
No. | 発行年 | あかちゃんむけ | ようじむけ | 低学年むけ | 中学年むけ | 高学年むけ |
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34 | 平成27年 | 6 冊 | 12 冊 | 19 冊 | 19 冊 | 19 冊 |
No. 34 へいせい 27 ねん
えほん マッチ箱日記

ポール・フライシュマン(文)
バグラム・イバトゥーリン(絵)
島 式子・島 玲子(訳)
BL出版
文字の読み書きができなかった、ひいおじいちゃんの日記。それは、マッチ箱にその日の思い出の品を入れたものでした。オリーブの種、新聞の切れはし、折れた歯。マッチ箱を開けると思い出がよみがえります。
えほん 図書館に児童室ができた日 アン・キャロル・ムーアのものがたり

ジャン・ピンボロー(文)
デビー・アトウェル(絵)
張替 惠子(訳)
徳間書店
19世紀末のアメリカでは、まだ子どもが入れる図書館が少なかった。強い意志をもって図書館員になったアンは、1911年に、子どもたちが自由に本を手にとって読み、かりることができる児童室をニューヨークの図書館に作ります。
えほん 槍ヶ岳山頂

川端 誠(作)
BL出版
小学5年生のぼくは父さんと、燕岳(つばくろだけ)と槍ヶ岳(やりがたけ)を縦走する登山に出かけた。楽しく登っていたのだが、途中で雨がふり出し、きつい上りもつづいた。でも、槍ヶ岳山頂に立った時、すばらしい景色が広がった。
えほん ライオンのひみつ

マーガレット・ワイルド(文)
リトバ・ボウティラ(絵)
木坂 涼(訳)
国土社
図書館の入り口にすわっている石でできたライオン。こわい顔をしたライオンのそばにくるのは一人の女の子だけでした。ある雪の夜、女の子がライオンの横でたおれてしまいます。ライオンは女の子のために「うごきたい」と強く思いました。
よみもの テラプト先生がいるから

ロブ・ブイエー(作)
西田 佳子(訳)
静山社
テラプト先生の授業はユニークで、他の先生とはどこかちがう。学校はきらい、友達なんていらないと、様々な問題をかかえていた生徒たちが、先生とふれ合ううちに、少しずつ変わっていきます。ところがある日、大変な事件が起こります。
よみもの カンボジアの大地に生きて

ミンフォン・ホー(作)
もりうち すみこ(訳)
さ・え・ら書房
カンボジアの内戦が続く中、ダラは故郷を追われ家族とともに、難民キャンプで暮らしていました。再び爆撃(ばくげき)が始まり家族とはなれてしまったダラは、友達のジャントゥが作った泥(どろ)の玉をお守りに、軍の基地へと向います。
よみもの おいでフレック、ぼくのところに

エヴァ・イボットソン(作)
三辺 律子(訳)
偕成社
いつも自分の犬がほしいと思っていたハル。お父さんから犬のフレックをプレゼントされますが、実は週末だけのレンタル犬でした。そのことを知ったハルは、フレックとずっと一緒にいるために、旅に出ることにします。
よみもの ゾウと旅した戦争の冬

マイケル・モーパーゴ(作)
杉田 七重(訳)
徳間書店
16才の少女リジーの暮らすドイツの町ドレスデンで空襲(くうしゅう)が始まります。母と弟、そして母の可愛がっている子ゾウのマレーネと、燃える町からにげ出します。戦火の中、マレーネや敵兵の青年と心を通わせていくリジーの物語。
よみもの 5年2組横山雷太、児童会長に立候補します!

いとう みく(作)
鈴木 びんこ(絵)
そうえん社
仲間と「なんでも屋」をやっている小学5年生の雷太(らいた)。ある日、6年生の新藤(しんどう)君にたのまれて、児童会長に立候補することになります。初めはめんどうだと思っていたけど、これまで気付かなかったことが見えてきます。
よみもの 江戸の象吉

太田 大輔(作)
講談社
動物たちがくらす江戸の町にやってきたゾウの象吉(ぞうきち)。魚屋で働くことになり、たちまち人気者になりますが、イタチの悪だくみで、店はピンチにおちいります。人情味にあふれて力持ち、だけどどこか上品な象吉の意外な正体とは?
よみもの 木かげの秘密

浅野 竜(作)
杉田 比呂美 (絵)
学研教育出版社
六年二組で飼っている金魚が病気になりました。生き物係の葉月が困っていると、同じ生き物係の中井君がやってきて、金魚を持って教室から出ていきました。数日後、葉月は校庭のエノキの幹で光っている何かに気づきます。
かがく おどろきのスズメバチ

中村 雅雄(著)
講談社
こわいイメージのあるスズメバチ。けれど、その生態を知ると、必死に生きていることがわかります。はじめはたった一匹(ぴき)の女王バチが、数百匹の家族に増える過程や共同生活の様子など、おどろきの秘密を紹介(しょうかい)します。
かがく ガラパゴス

ジェイソン・チン(作)
福岡 伸一(訳)
講談社
600万年前、ガラパゴス諸島に新しい島が生まれました。火山の噴火(ふんか)でできた島には、やがて多くのめずらしい生物種が生息するようになります。ガラパゴス諸島に存在したある島の一生を、美しい絵で紹介(しょうかい)します。
かがく ソフィー・スコットの南極日記

アリソン・レスター(作)
斎藤 倫子(訳)
小峰書店
ソフィーは9さいの女の子。パパは、南極の基地まで人や荷物を運ぶ船の船長さんです。いっしょに南極大陸に行くことになったソフィーの日記には、はじめて見る氷山や出会った動物たちのことなど、新しい発見とおどろきがいっぱいです。
そのた ふるさとにかえりたい リミヨおばあちゃんとヒバクの島

島田 興生(写真)
羽生田 有紀(文)
子どもの未来社
リヨミおばあちゃんのふるさとは、日本のずっと南にあるロンゲラップという島です。60年前にとなりの島で核(かく)実験が行われたため、今は遠くはなれた島で暮らしています。安心してふるさとに帰れる日はくるのでしょうか。
そのた 泥だらけのカルテ

柳原 三佳(著)
講談社
東日本大震災で被害(ひがい)にあった岩手県で、歯科医をしている佐々木先生。残ったカルテをもとに、歯を調べることで、震災で亡くなった方の身元確認をしています。遺体を家族のもとに帰しつづける歯科医の物語です。
そのた 武器より一冊の本をください 少女マララ・ユスフザイの祈り

ヴィヴィアナ・マッツァ(著)
横山 千里(訳)
金の星社
通学とちゅうに銃撃(じゅうげき)されたマララ・ユスフザイさん。彼女の住むパキスタンはタリバンの支配下にあり、女性は教育の自由をうばわれていました。回復したマララさんは「すべての人に平和と教育を」とうったえ続けています。
そのた 町工場のものづくり ―生きて、働いて、考えるー

小関 智弘(著)
少年写真新聞社
身近なものから宇宙開発に使われるものまで、様々なものが作られている町工場。そこで働く職人さんたちは、お金のためではなく人の役に立ちたいという思いで仕事をしています。町工場で働く人たちの現場をのぞいてみましょう。