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おすすめの本「コンパス」

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最新号  2024年7月(No. 10)

中学生向け

読み物

ハーベスト

ハーベスト  花里真希(著)

  講談社

人と話すのが苦手な朔弥(さくや)が、先生に勧められるまま入部したのは園芸部。部員は強面な一匹狼のクラスメイト西森くんと、いつもぬいぐるみを持ち歩いている先輩のアズサだけです。それぞれ悩みを抱えた3人は、学校の隅の花壇で夏野菜の収穫を目指します。

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星屑すぴりっと
星屑すぴりっと

  林けんじろう(著)

  講談社

中学生のイルキは、従兄のせいちゃんが大好きです。せいちゃんは大学で映画を作っていましたが、体が動かせなくなる病気になってしまいます。ある日せいちゃんが、ふと言った「映画がみたい」という希望を叶えようと思ったイルキは、その映画が何なのか探し始めます。

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雨にシュクラン
雨にシュクラン

  こまつあやこ(著)

  講談社

憧れの高校の書道部に入部した真歩。ところが、家族の都合で引っ越したことをきっかけに、高校へ通わない決断をします。そんな中、新たに始めたボランティアでアラビア書道に出会います。書道への情熱を思い出した真歩は、少しずつ気持ちに変化が訪れます。

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彼の名はウォルター
彼の名はウォルター

  エミリー・ロッダ(著)さくまゆみこ(訳)

  あすなろ書房

学校の遠足中、嵐を避けるために不気味な屋敷に足を踏み入れた4人の生徒と教師。そこで偶然美しい手書きの本を見つけます。読み進めると、物語の舞台が今いる屋敷と似ていることに気がつきます。そして、現実世界でも奇妙なことが起こり始め…。

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手で見るぼくの世界は
手で見るぼくの世界は

  樫崎茜(作)

  くもん出版

視覚支援学校に通う佑(たすく)と双葉(ふたば)。中学部に上がる直前、ある事をきっかけに、双葉は外に出ることができなくなります。佑は連絡が取れなくなった双葉に会いに行くために、 避けていた白杖(はくじょう)で歩く訓練を頑張ろうと決意します。

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きみの話を聞かせてくれよ
きみの話を聞かせてくれよ

  村上雅郁(作)

  フレーベル館

親友とけんかしてひとりぼっちの六花(りっか)。好きな男子に冷たくされて落ちこむ湊(みなと)。先輩の悪口を聞くのが怖くて保健室登校をしている梢恵(こずえ)。そんな彼らに、ちょっと不思議な雰囲気をもつ男子、黒木が関わってくることで、それぞれの状況が思わぬ方向に進みます。

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読み物以外

巨大おけを絶やすな! ー日本の食文化を未来へつなぐー
巨大おけを絶やすな!  ー日本の食文化を未来へつなぐー

  竹内早希子(著)

  岩波書店

現在の日本では、醬油の伝統製法に欠かせない巨大な木桶(きおけ)を作る技術が失われつつあります。醤油職人の山本さんは、最後の桶職人に弟子入りして、桶作りを始めました。 そして多くの人と協力し「木桶職人復活プロジェクト」を立ち上げます。

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中学校の授業でネット中傷を考えた ー指先ひとつで加害者にならないためにー
中学校の授業でネット中傷を考えた  ー指先ひとつで加害者にならないためにー

  宇多川はるか(著)

  講談社

軽い気持ちや、正義感からSNSに書きこんでしまう言葉。それが一瞬で人を傷付け、人の命も奪ってしまうことがあります。なぜネットで誹謗中傷をしてしまうのか、実際に中学校で行われた授業を通して考えてみませんか。

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私の職場はサバンナです!
私の職場はサバンナです!

  太田ゆか(著)

  河出書房新社

動物好きが高じて、動物を守る仕事に興味を抱いた著者。ボランティアで訪れたサバンナに魅了され、たどり着いたのはサファリガイドという仕事でした。南アフリカの大自然の中で働く著者が、野生動物の魅力と現地の環境問題を語ります。

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はじめての動物地理学 ーなぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?ー
はじめての動物地理学  ーなぜ北海道にヒグマで、本州はツキノワグマなの?ー

  増田隆一(著)

  岩波書店

なぜ地域によって住んでいるクマの種類が違うのでしょう。そんな疑問に向き合うのが、動物地理学です。大陸の成り立ちや気候の変化を通して、動物たちがどのように移動してきたのかがわかります。動物と人間との共存についても考えてみましょう。

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ギヴ・ミー・ア・チャンス ー犬と少年の再出発ー
ギヴ・ミー・ア・チャンス  ー犬と少年の再出発ー

  大塚敦子(著)

  講談社

千葉県の少年院で、保護犬を飼い犬として暮らせるようにしつけるプログラム「GMaC」(ジーマック)に、3人の少年たちが挑戦します。限られた3か月の間に、少年たちは犬たちと信頼関係を築きながら、再生への一歩を踏み出します。

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ウシのげっぷを退治しろ ー地球温暖化ストップ大作戦ー
ウシのげっぷを退治しろ ー地球温暖化ストップ大作戦ー

  大谷智通(著)小林泰男(監修)

  旬報社

ウシなどの動物のげっぷに含まれるメタンが、地球温暖化の原因の一つとして問題になっていることを知っていますか?ウシは私たちの生活に欠かせない動物です。そんなウシが排出するメタンを減らすための挑戦が、日本で始まっています。

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タカシ大丈夫な猫
タカシ大丈夫な猫

  苅谷夏子(著)

  岩波書店

猫のタカシは、事故で右側の足を二本失います。ところが、残った二本の足で走ったり、木登りしたり、恋をしたりと、とっても行動的。飼い主のケイコさん一家に助けられながらも、力強く生きるタカシの暮らしを紹介します。

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高校生向け

読み物

セントエルモの光  ー久閑野高校天文部の、春と夏ー
セントエルモの光  ー久閑野高校天文部の、春と夏ー

  天川栄人(著)

  講談社

SNSの繋がりに疲れて、東京から地元の高校に戻ってきた安斎えるも。「宇宙人」と呼ばれる先輩と出会ったことをきっかけに、天文部に入ることになりました。天体観測中はスマホ禁止。先輩と一緒に星を観る時間を経て、自分らしさを取り戻していきます。

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青の刀匠
青の刀匠

  天沢夏月(著)

  ポプラ社

火事によって心と体に傷を負ったコテツは、遠縁の女性のかがりに引き取られます。コテツはかがりの仕事である刀鍛冶の手伝いを始めますが、火への恐怖心を消せません。それでも再び歩き出す方法を探します。

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夜空にひらく
夜空にひらく

  いとうみく(著)

  アリス館

17歳の円人(えんと)は暴力事件を起こし、補導委託先の煙火店に預けられます。そこには、事情を抱えた店主や、いろいろな職人たちがいて、花火作りに情熱を注いでいました。彼らと暮らしていくうちに、花火を作ることや、そこに関わる人々に惹かれていきます。

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サード・キッチン
サード・キッチン

  白尾悠(著)

  河出書房新社

アメリカの大学へ留学した尚美。気の合う友達がいるものの、英語で上手くコミュニケーションが取れず、自信を無くしていました。そんな中、様々なマイノリティの学生が運営する食堂「サード・キッチン」の存在を知り、参加したいと思います。

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最後の語り部
最後の語り部

  ドナ・バーバ・ヒグエラ(著)杉田七重(訳)

  東京創元社

滅亡する地球を離れ、家族と新しい星へ旅立った少女ペトラ。ところが宇宙船で一部の人が革命を起こし、人々の地球の記憶を消してしまいます。ただ一人記憶の消去を逃れたペトラは、人類が残した神話や伝承を武器に反旗を翻します。

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普通のノウル
普通のノウル

  イ・ヒヨン(著)山岸由佳(訳)

  評論社

17歳の少年ノウルの親友は、ソンハという女の子。母親の恋人候補はソンハの兄で、母よりも六歳年下。異性が親友だったり、年の差がある恋人って、変わっている?「普通」の幸せを手に入れたいノウルが考える「普通」とは。

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読み物以外

JK、インドで常識ぶっ壊される
JK、インドで常識ぶっ壊される

  熊谷はるか(著)

  河出書房新社

思い描いていた女子高生ライフ。それは、親の転勤で予想外のものに変わります。引っ越し先は、カレー、ターバ ン、カースト制度…そんなイメージしかない「インド」。 先入観や偏見が吹っ飛ぶ、JKの異文化体験記です。

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ウクライナから来た少女ズラータ、 16歳の日記
ウクライナから来た少女ズラータ、 16歳の日記

  ズラータ・イヴァシコワ(文・絵)

  世界文化社

日本に憧れて、いつか行くことを夢見ていたウクライナの女子高生ズラータ。突然始まったロシアの侵攻により避難せざるを得ない状況となりました。母の勧めで、たった一人で日本へ行くことにした彼女が、その困難な道のりと日本での生活を日記に綴ります。

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扉をひらく哲学 ー人生の鍵は古典のなかにあるー
扉をひらく哲学  ー人生の鍵は古典のなかにあるー

  中島隆博・梶原三恵子・納富信留・吉水千鶴子(編著)

  岩波書店

古典や哲学にはどんなイメージがありますか?普段あまり読む機会のない古典ですが、実は現代の私たちに通じる考え方が載っています。みなさんの悩みを解決するヒントは古典の中にあるかもしれません。

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僕たちはいつ宇宙に行けるのか
僕たちはいつ宇宙に行けるのか

  山崎直子(著)竹内薫(著)

  青春出版社

民間人でもお金を払えば、宇宙に行くことができる現在。宇宙開発が進み月周回ツアーや、宇宙に行けるエレベータ ー、滞在するホテルの計画が予定されています。これからますます広がっていく宇宙への可能性を知ることができる一冊です。

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ことばの白地図を歩く ー翻訳と魔法のあいだー
ことばの白地図を歩く  ー翻訳と魔法のあいだー

  奈倉有里(著)

  創元社

この本を開き「ことばの白地図」を受け取ったら、好きな言語を見つけ目的地を考えてみよう。雪深いロシアに憧れ、ロシア語を学び、翻訳家となった著者の語学の習得法はかなりユニーク。語学を学ぶ楽しさや、翻訳の裏側を見てみよう。

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南極ではたらく ーかあちゃん、調理隊員になるー
南極ではたらく  ーかあちゃん、調理隊員になるー

  渡貫淳子(著)

  KADOKAWA

南極地域観測隊に調理隊員として参加した渡貫さん。南極滞在中、最も恐怖を感じた基地外での仕事や、隊員に大好評だった「悪魔のおにぎり」の考案など、昭和基地で働いた1年4か月の生活を語ります。実際に作ったレシピも紹介しています。

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核のごみをどうするか ーもう一つの原発問題ー
核のごみをどうするか ーもう一つの原発問題ー

  今田高俊・寿楽浩太・中澤高師(著)

  岩波書店

2011年に起きた東日本大震災で、原子力発電は大きな注目を集めました。原子力発電は、生物にとって無害になるまで1万年かかる「核のごみ」を出してしまいます。これをどうしていくかは、電気を使って生きている私たちにとって避けることができない問題です。

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掲載日 令和6年7月1日 更新日 令和7年1月14日