中学生のあなたにおくるブックリスト/2013年7月(No. 14)
2013年7月(No. 14)「働く体験をしてみよう」
オレたちの明日に向かって

八束澄子(著)
ポプラ社
中学生の勇気は何をやってもダメで、さえない毎日を送っていました。しかし、保険代理店の今井さんとのジョブトレーニング(職業体験)が少しずつ彼を変えていきます。職業体験の様子以外にも、働く人の苦悩や喜びが描かれた小説です。
介助犬を育てる少女たち

大塚敦子(著)
講談社
様々な問題を抱える少女たちが、トレーナーとして介助犬を育てる役割を担い、奮闘する姿を追った実話です。犬の訓練を通して、やりがいや責任、自分の価値を見出していく少女たちの成長に心打たれます。
靴を売るシンデレラ

ジョーン・バウアー(著)
灰島かり(訳)
小学館
ジョナは靴屋でアルバイトをしている高校生。靴を売るのが大好きで、センスも抜群です!オーナーにセンスを見込まれたジョナは、運転手として雇われます。オーナーと過ごしたひと夏で、仕事と家族について、たくさん学び成長します。
高校生、災害と向き合う-舞子高等学校環境防災科の10年-

諏訪清二(著)
岩波書店
兵庫県立舞子高等学校には全国で唯一の「環境防災科」があります。本書では先生である著者が生徒たちのボランティアへの取り組みを紹介しています。ボランティアをする上で大切なことは何かを考えるきっかけになる一冊です。
幸せを届けるボランティア不幸を招くボランティア

田中優(著)
河出書房新社
ボランティアとは何でしょうか。さまざまなNGO(非政府組織)活動に取り組む著者がボランティア活動の現実を紹介し、ボランティアの考え方について語ります。中学生も参加しやすい活動ガイド付き。
職場体験実践レポート

池上彰(監修)
こどもくらぶ(著)
小峰書店
職場体験の意義と、保育園や農業体験などのさまざまな実践例が具体的に紹介されています。職場体験をより深く理解するために読んでおきたい一冊です。巻末には職場体験に役立つ資料として、手紙の書き方や注意等も紹介されています。
職場体験にチャレンジ

森茂(監修)
学習研究社
職場体験は、実際の現場で働くことのできる生きた学習です。この本では「職場体験学習のプロセス」に沿って、基本的な社会の常識、身につけておきたいマナーや心構えなど、職場体験をする上で役立つことが紹介されています。
女子高生ちえの社長日記

甲斐莊正晃(著)
プレジデント社
突然亡くなったお父さんの代わりに、社長をまかされた女子高生のちえ。社長として大切なことって一体何?社会人とは?会社のトップに立つ社長職や企業がわかる、ちょっと異色の職業体験ストーリー。
シャインロード

升井 純子(著)
講談社
母子家庭で育った高三の三冬は、就活をしていますが面接に落ちてばかりです。ひょんなことで始めた印刷屋のアルバイトで、電話の応対や敬語の使い方、小さなミスが損失につながることを学びます。働く中で、少しずつ夢も見えてきます。
スウィング!

横沢彰(著)
童心社
中3の直は父の死後、田んぼを守ろうと決意しますが、並大抵のことではありません。田植えと野球の試合が重なったため、真夜中に田植えをすることになりました。部活の仲間も加わり、初めての田植えに挑戦します。
中学生・高校生のためのボランティアガイド

田中ひろし(監修)
こどもくらぶ(編・著)
同友館
ボランティアって一体何をすればいいの?と疑問に思っている人へおくる一冊。ボランティアの実践例を掲載し、ボランティア団体等のデータベースも収録されています。この本を読んで自分に何が出来るか考えてみてはどうでしょうか。
“ちょボラ”で福祉のまちづくり

日比野正己(監修)
学習研究社
ちょっとしたボランティアを始めてみませんか?集めたり、買ったり、ふれあったり、身近にできることは沢山あります。この本にはみんなにできるアイディアが紹介されています。まずは町を良くする仕事に参加してみましょう。
なんにもないけどやってみた-プラ子のアフリカボランティア日記-

栗山さやか(著)
岩波書店
109のショップで働いていたギャルの「私」は、世界を見ようと旅にでます。最後にたどりついたのはアフリカ。そこで見た現実が、ボランティアをはじめるきっかけとなりました。今もアフリカで活動する彼女のブログから生まれた本です。
フリーター、家を買う。

有川浩(著)
幻冬舎
大学を卒業後に入った会社を3か月でやめてしまった誠治。バイトも長続きしません。次の就職が決まらないなか、ふと気がつくと母親は心を病んでいました。「環境を変えるために家を買う」そう決心した誠治は、本気で仕事を探し始めます。
ボランティアしあおうよ-車イスのぼくから君へ-

松兼功(著)
岩崎書店
障害を持つ著者が、自分の経験を通して感じたボランティアに対する考えを伝えています。身近な人や社会の役に立つことは、喜びや生きがいを感じるものです。ボランティアをきっかけに自分のしたい仕事がみつかるかもしれません。
ボランティアまるごとガイド

安藤雄太(監修)
ミネルヴァ書房
ボランティアってどうやってはじめたらいいの?誰に聞けばいいの?そんな疑問に答えてくれて、あなたの何かしたいという気持ちを形にする一冊です。災害時の支援や自然教室など、実際に活動している人の声が多く紹介されています。