このページの本文へ移動
トップSDGsを知ろう!> 2024年11月「ターゲット1 貧困をなくそう」

2024年11月「ターゲット1 貧困をなくそう」

バックナンバーへ
今回のテーマは

「ターゲット1  貧困をなくそう」

Sustainable Development Goalsの画像ターゲットの一番初めのこの目標は、人間が社会を作るうえで最も基本的で重要なことを訴えています。
貧困が様々な社会問題の原因になり、その影響は一国のみに留まりません。貧しさが世界にどんな影響を与えているのか、考えてみましょう。
 
見出し仕切り画像

SDGsから考える世界の食料問題

SDGsから考える世界の食料問題

  小沼廣幸/著

  岩波書店

  2024.4

国連による予想では、2050年には世界の総人口は97億人に達します。この人口増加が必要とする食料需要を満たすためには、食料を50%程度増産する必要があると言われています。この厳しい状況下にあって何ができるのかをSDGsの視点から考察していきます。長年、国連食糧農業機関(FAO)に勤めていた著者が、自身の経験をもとに解説してくれます。

この本をさがす

あの子のことは、なにも知らない

あの子のことは、なにも知らない

  栗沢まり/作 中田いくみ/絵

  ポプラ社

  2022.3

中学卒業まであと数か月の時期に転入してきた和也。給食は食べるが、授業中はずっと机に突っ伏しているだけで、誰とも話そうとしない。
クラスメイトの美咲と哲也の視点から見る、クラスメイトにさえ分かりづらい貧困。
想像も及ばない事情でそんな境遇にいる子のことを、人として何かできないか。迷いながら、誰かのための想像力はきっと世界を変えていく。

この本をさがす

本当の貧困の話をしよう ―未来を変える方程式―

本当の貧困の話をしよう ―未来を変える方程式―

  石井光太/著

  文藝春秋

  2019.9

「貧困」について、6つの講義という形で解説していく。
冒頭が「17歳の君たちへ」という書き出しで始まるように、扱うテーマが難しいものもあります。しかし、語りかける形で書かれる文章はやさしくわかりやすいので、興味のある章だけでも読んでみてください。
貧困がどのような形で社会にあらわれるのか、そこから脱するにはどうしたらいいのか、私たちにできることは何か、強さをもらえる一冊です。

この本をさがす

きょうはおかねがないひ

きょうはおかねがないひ

  ケイト・ミルナー/さく こでらあつこ/やく

  合同出版

  020.12

一生懸命に働きながら娘を育てる母親とのびのびと育っている娘の日常を描いた作品です。裕福ではありませんが、工夫を重ねて幸せに生きている親子の姿が伝わってきます。お金がないことは、必ずしも不幸ではないと改めて感じさせてくれます。お話に登場する「いつかきっと  ごっこ」が楽しそうですよ。

この本をさがす

掲載日 令和6年11月1日 更新日 令和7年1月9日