コンパス~君に届けるこの1冊~

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2018年7月(No. 4)

中学生向け

読み物

Q→A(キューエー)

Q→A(キューエー)

草野たき(著)

講談社

学校や塾、雑誌などで繰り返されるQ(アンケート)。中学三年生の五人のクラスメイトが、家族のことや自分の悩み、将来の夢を考えながら答えていきます。少しずつ成長しながら、自分自身で見つけ出していくA(答え)とは。

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こんとんじいちゃんの裏庭

こんとんじいちゃんの裏庭

村上しいこ(作)

小学館

悠斗の認知症のじいちゃんは、ある日車にはねられてしまいます。意識不明になったじいちゃんに、相手の運転手は損害賠償を請求してきます。納得のいかない悠斗は、事故の真相を調べ始めますが…。

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スピニー通りの秘密の絵

スピニー通りの秘密の絵

L.M.フィッツジェラルド(著)
千葉茂樹(訳)

あすなろ書房

美術を愛した祖父のアトリエで見つけたラファエロの絵は、本物か、それとも贋作(がんさく)なのか…。「卵の下を探せ」という祖父の遺言の謎を追って、13歳のセオは友人ボーディと共にニューヨークの街を駆け巡り、絵の秘密を解き明かしていきます。

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月にハミング

月にハミング

マイケル・モーパーゴ(作)
杉田七重(訳)

小学館

第一次世界大戦下、イギリスの孤島で記憶を失ったひとりの少女が発見された。話せる言葉は「ルーシー」だけ。彼女は 一体何者なのか。戦争の悲しみと国境を越えた人々の善意、次第に解き明かされていく少女の謎を描きます。

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100時間の夜

100時間の夜

アンナ・ウォルツ(作)
野坂悦子(訳)

フレーベル館

エミリアは父親の起こした問題から逃れるため、一人オランダからニューヨークへと家出します。しかし、住むはずの家は実在せず、偶然出会った兄妹の家に泊まることに。そこへハリケーンが上陸して大停電となります。電気のない生活の中で自分を見つめ直す100時間の物語です。

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百年後、ぼくらはここにいないけど

百年後、ぼくらはここにいないけど

長江優子(著)

講談社

やる気のない健吾たち六人だけの地理歴史部「チレキ」。新顧問の一言で、学習発表会に百年前の渋谷の巨大なジオラマを作ることになります。町の人々の声を聞き、変わりゆく風景に向き合いながら、ジオラマにそれぞれの想いを込めます。

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ぼくのとなりにきみ

ぼくのとなりにきみ

小嶋陽太郎(著)

ポプラ社

夏休み最後の日、中学一年のハセとサクは、自由研究のために向かった地元の古墳で謎の暗号を見つけます。慎重で大人しい性格のサクとスポーツ万能なハセに、不思議系女子・近田さんも加わり暗号の解読に乗り出します。

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僕は上手にしゃべれない

僕は上手にしゃべれない

椎野直弥(著)

ポプラ社

言葉がうまくでてこない吃音(きつおん)という悩みを抱えている悠太。中学生になり、初めの自己紹介で教室から逃げだしてしまいます。放課後、部活の勧誘チラシで「上手にはっきりと声をだせるようになります」という文字を目にした悠太は…。

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読み物以外

宇宙を仕事にしよう!

宇宙を仕事にしよう!

村沢譲(著)

河出書房新社

宇宙に関わる仕事は、決して現実離れした遠いものではありません。宇宙飛行士のほかにも、エンジン開発や天文学の研究、宇宙旅行を企画する人など、様々な仕事があります。宇宙を仕事に活躍する、10人の先輩たちからのメッセージです。

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写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-

写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-

安田菜津紀(著)

日本写真企画

テレビやインターネットが伝えるシリアやイラクの状況、難民、テロなどのニュース。どんなに悲惨な境遇の中でも、子どもたちはそこで生活しています。フォトジャーナリストの著者が語る、伝えること・知ることの大切さとは。

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ナビラとマララ -「対テロ戦争」に巻き込まれた二人の少女-

ナビラとマララ -「対テロ戦争」に巻き込まれた二人の少女-

宮田律(著)

講談社

対テロ戦争の被害を受けた、二人の少女。イスラム過激派に襲われたマララはノーベル平和賞を受けたのに、アメリカのドローンで攻撃されたナビラはあまり知られていません。その理由を解き明かしながら、イスラムの世界についても解説します。

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ぼくらは壁を飛びこえて -サーカスでつながる人種・民族・宗教-

ぼくらは壁を飛びこえて -サーカスでつながる人種・民族・宗教-

シンシア・レヴィンソン(著)
金原瑞人(訳)

文溪堂

アメリカの「セントルイス・アーチズ」とイスラエルの「ガリラヤ・サーカス」。その子供たちが共同でサーカスをすることになりました。言葉や文化の壁に向き合い、違いを認めながら協力してサーカスを作り上げていく過程を取材したノンフィクションです。

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高校生向け

読み物

襷(たすき)を、君に。

襷(たすき)を、君に。

蓮見恭子(著)

光文社

周囲の期待に押しつぶされ、走ることに前向きになれない瑞樹。テレビで観た瑞樹の美しい走りに魅せられ、高校から本格的に陸上を始めた歩。それぞれの思いを抱えて駅伝に臨み、成長していく少女たちの姿を描きます。

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ひかり生まれるところ

ひかり生まれるところ

まはら三桃(著)

小学館

神社で神職の仕事をしている希美。中学時代の同級生との再会がきっかけで、つらい記憶がよみがえります。神社で出会った人々とのふれあいを通し、希美は自分の心の傷に向き合います。

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フラダン

フラダン

古内一絵(作)

小峰書店

穣(ゆたか)の前に突然現れ、フラ愛好会へ勧誘をしてきた女子生徒・詩織。穣は個性的な仲間たちとともに、男女混合のチームで「フラガール甲子園」を目指します。東日本大震災から五年後の福島を舞台に繰り広げられる物語です。

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ペーパーボーイ

ペーパーボーイ

ヴィンス・ヴォーター(作)
原田勝(訳)

岩波書店

1959年のアメリカ・メンフィス。吃音症で人と話すことに緊張するぼくが、夏休みの間、友人に代わってペーパーボーイ(新聞配達)をすることに。配達先での個性的な大人たちとの出会いと事件が、少年を一歩ずつ大人へと変えていきます。

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3つ数えて走りだせ

3つ数えて走りだせ

エリック・ペッサン(著)
平岡敦(訳)

あすなろ書房

フランス郊外の団地に暮らすアントワーヌと移民の子トニー。ある月曜の朝、二人はかけ声とともに走りだします。なぜ走るのか、どこに向かうのかもわからないまま、困難な日常を吹き飛ばし、「生」を求めて走り続けた一週間の物語です。

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わたしがいどんだ戦い1939年

わたしがいどんだ戦い1939年

キンバリー・ブルベイカー・ブラッドリー(作)
大作道子(訳)

評論社

ロンドンに暮らす、足の不自由な14歳の少女・エイダ。世間体を気にする母親から、アパートを出ることを禁じられていました。空襲を避け、母から逃れるために弟のジェイミーと田舎へ疎開するための列に加わりますが…。

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読み物以外

医者のたまご、世界を転がる。

医者のたまご、世界を転がる。

中島侑子(著)

ポプラ社

医学部卒業後、自分が知らない世界を残したまま医者になることに疑問と不安を感じた著者。医療の世界を飛び出して、広い世界を旅する決心をします。約3年間で52ヶ国を訪れ、自分の進むべき道を見出すまでの旅の記録です。

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これを知らずに働けますか?-学生と考える、労働問題ソボクな疑問30-

これを知らずに働けますか?-学生と考える、労働問題ソボクな疑問30-

竹信三恵子(著)

筑摩書房

正社員になれば勝ち組?ブラックバイトなんて本当にあるの?自分自身を守り、よりよい高校生活・職業生活を送るためには知識が必要。著者が学生から受けた質問に答えながら、知っておくべき労働のルールと基礎知識を伝授します。

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30代記者たちが出会った戦争 -激戦地を歩く-

30代記者たちが出会った戦争 -激戦地を歩く-

共同通信社会部(編)

岩波書店

30代の記者8名が戦地に足を運び、文献を調べ、70年余り前の戦争を取材しました。元日本兵や被害者たちへのインタビューでは、歴史としてではなく、ひとりひとりの人生の中にある「戦争」が鮮烈に語られます。

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植物はなぜ動かないのか-弱くて強い植物のはなし-

植物はなぜ動かないのか-弱くて強い植物のはなし-

稲垣栄洋(著)

筑摩書房

植物は、自分では生きていく場所を選べず一見弱く見えます。しかし様々な工夫をこらすことによって、与えられた環境で力強く生きています。そのドラマチックな姿を知ると、身近な植物が違って見えてきますよ。

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正しいコピペのすすめ-模倣、創造、著作権と私たち-

正しいコピペのすすめ-模倣、創造、著作権と私たち-

宮武久佳(著)

岩波書店

多くの人が利用するコピペ機能。文章や写真をコピーして自由に使えると思いがちです。「他人に 撮ってもらった記念写真の著作権は誰のもの?」「テレビの録画番組は大丈夫?」著作権の基本ルールを学び、正しいコピペをマスターしましょう。

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日本一小さな農業高校の学校づくり-愛農高校、校舎たてかえ顚末記-

日本一小さな農業高校の学校づくり-愛農高校、校舎たてかえ顚末記-

品田茂(著)

岩波書店

三重県伊賀市にある愛農学園農業高等学校。日本で唯一の私立農業高校の本校舎に、建て替えの計画が持ち上がります。10年という時間をかけ、生徒や様々な人々が関わった校舎づくりの道のりをたどります。

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僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏(著)

文藝春秋

かつて是枝監督は真実を曲げた映像を作り、手術が苦手な山中教授は「ジャマナカ」と呼ばれていた…!?そんな苦い経験を経て今があることを、各界の著名人が若者に向けて語った、京都産業大学での講演と対談を収録した一冊です。

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