しあわせに働ける社会へ
竹信三恵子(著)
岩波書店
フリーターの不安定さに嫌気がさし正社員の道をめざす人がいる一方、会社の人材活用が変化し採用数が減少しています。しあわせに働くということについて考えてみましょう。現在の社会のしくみを知ることから働く準備は始まります。
14歳からの仕事道
玄田有史(著)
イースト・プレス
「働くなんてまだ先のこと」、「やりたいことが見つからない」、「自分に向いている仕事がわからない」。たくさん悩んで迷っている人たちに、働くことに夢や希望を持ち続ける大切さを教えてくれる本です。
働くって何だ―30のアドバイス―
森清(著)
岩波書店
「働くとは朝に起きること」からはじまる30のアドバイスを、中高生の経験をまじえながら紹介しています。「働くこと」を研究してきた著者が、未来の働き手の幸せを願って書いた一冊です。まずはこの本を手に取ってみて下さい。
人はどんな仕事をしてきたの?
浜林正夫(文)
石井勉(絵)
大月書店
自然界の動植物をつかまえて生活していた原始的な時代から、現代のIT時代までの仕事の歴史が、時代を追ってわかりやすく書かれています。お金や銀行のはじまりについても触れられていて、仕事と経済の歴史が一冊で学べる絵本です。
ふむふむ―おしえて、お仕事!―
三浦しをん(著)
新潮社
大人はどんなことを考えて働いているのでしょうか?この本は働く女性へのインタビュー集です。靴職人や漫画アシスタントなど16人の職業の内容や仕事への熱意について、「ふむふむ」と感心しながら読むことができます。
靴を売るシンデレラ
ジョーン・バウアー(著)
灰島かり(訳)
小学館
ジョナは靴屋でアルバイトをしている高校生。靴を売るのが大好きで、センスも抜群です!オーナーにセンスを見込まれたジョナは、運転手として雇われます。オーナーと過ごしたひと夏で、仕事と家族について、たくさん学び成長します。
なんにもないけどやってみた―プラ子のアフリカボランティア日記―
栗山さやか(著)
岩波書店
109のショップで働いていたギャルの「私」は、世界を見ようと旅にでます。最後にたどりついたのはアフリカ。そこで見た現実が、ボランティアをはじめるきっかけとなりました。今もアフリカで活動する彼女のブログから生まれた本です。
やさしさをください―傷ついた心を癒すアニマル・セラピー農場―
大塚敦子(著)
岩崎書店
動物が大好きなアンに、アニマル・セラピーの職業訓練に参加できるチャンスがめぐってきました。アニマル・シェルターで、かつての自分と同じように、幼いときに捨てられ、特別なケアを必要とする子猫のために働きます。
「大好き!」を見つけよう
中原一歩(著)
講談社
いま、夢中になっていることはありますか?この本で紹介されている4人は、学生時代に興味を持ったことが現在の仕事の原点になっています。大好きなことを大切にしながら、自分は何がしたいのかを考えてみましょう。
探検!ものづくりと仕事人 ジーンズ・スニーカー
山下久猛(著)
ぺりかん社
私たちの身近にあるジーンズやスニーカーが出来上がるまでの工程と、その仕事に就いた人たちのこだわりや熱意が紹介されています。今、勉強やスポーツを頑張ることが将来の仕事や生きる基本になるのだと気付かされる一冊です。
道は必ずどこかに続く
日野原重明(著)
講談社
将来の目標がわからなかったら、「こうなりたい」という人のまねをしてみましょう。100歳を過ぎた今も医師として活躍されている日野原重明氏の自伝を通して、目標の見つけ方や行動する勇気を学ぶことができる一冊です。
宇宙就職案内
林公代(著)
筑摩書房
宇宙に関わる仕事は、宇宙飛行士や天文学者だけではありません。プラネタリウムをつくる人、宇宙旅行を企画する人など、宇宙ビジネスは拡大しています。宇宙利用の可能性の広がりと、宇宙を舞台にする仕事の案内書です。
看護の仕事がわかる本
菱沼典子(編・著)
日本実業出版社
看護師、保健師、助産師などの看護職が活躍する場や仕事の内容、資格の取り方が詳しく紹介されています。1日の仕事の流れや手術室での看護師の仕事が写真で説明されているので、具体的にイメージできる本です。
アニメが世界をつなぐ
鈴木伸一(著)
岩波書店
アニメーターとして第一線で活躍し、杉並アニメーションミュージアムの館長である著者が、自身の人生やアニメの今までと、これからを語ります。アニメが映る基本的な仕組みや、アニメスタジオの運営についても書かれています。
パンダ飼育係
阿部展子(著)
角川書店
小さい頃からパンダが大好きだった著者。高校3年生の時にパンダを仕事にしようと決め、多くのパンダに関わる仕事の中から飼育員の道を選びました。好きなことを貫き通し職業とした著者の奮闘ぶりを書いたエッセイです。
ミツバチとともに 養蜂家角田公次
大西暢夫(写真)
農文協(編)
農山漁村文化協会
「蜂飼いは、耳で花をみるんだ。」養蜂家の角田さんは、羽音で蜂たちの様子や花が蜜をたくさん吹いているかがわかると言います。蜂の世話をし、花を咲かせる蜜源植物を育てる養蜂家の一年を紹介します。
林業少年
堀米薫(著)
新日本出版社
小学5年生の喜樹は、代々続く林業を営む家に生まれ跡継ぎを期待されていました。ある日、姉の楓と喜樹は祖父と共に百年杉伐採に挑みます。伐採の醍醐味や百年杉に魅了されたふたり。家業に対する気持ちが変化しはじめました。
医者になりたい君へ―心臓外科医が伝える命の仕事―
須磨久善(著)
河出書房新社
著者は日本で初めてバチスタ手術を成功させた心臓外科医です。医師をめざしたきっかけや医療現場の実際など、命と向き合う医師の仕事を紹介しています。苦悩や挫折があっても、あきらめず患者を救おうとする姿勢に心が動かされます。
ベイリー、大好き
岩貞るみこ(著)
澤井秀夫(写真)
小学館
セラピードッグがフルタイムで活躍する、日本初の試みを導入した静岡県立こども病院。ハワイで訓練を受けたセラピードッグのベイリーと、看護師を辞めてハンドラーになった森田優子さんの活動の様子が豊富な写真で語られます。
物語ること、生きること
上橋菜穂子(著)
講談社
「獣の奏者」「守り人」シリーズの著者、上橋菜穂子さんが作家になったいきさつを語ります。著者が物語を紡ぐ真摯な姿に、「伝える」とは何かを深く考えさせられます。巻末には著者が幼少期から読んできた本のリストも載っています。