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練馬図書館 

2017/11/21
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<練馬図書館 連続2回講座>

『朗読で味わう文学の世界』


 講師はNHK『ラジオ深夜便』アンカーをつとめておられる高橋 淳之(たかはし あつゆき)氏による朗読の鑑賞会と、『ラジオ文芸館』『ビジネスネットワーク』『きょうの健康』などの番組でおなじみ伊藤 文樹(いとう ふみき)氏による 朗読教室を開催しました。  
 (会場:第1回練馬区立生涯学習センター第2教室、 第2回 同 第1教室)

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◆第1回鑑賞編(朗読会)平成29年10月28日(土)午後2時~午後4時 参加者30名
 鑑賞編と題して開催しましたが、単なる朗読鑑賞に留まらず、朗読する際の基礎知識にも言及していただける内容でした。
 前半は、『現代口語文を読む』と題し、普段気づかない共通語の話題を伺いました。共通語は多くの人によって自然に形成された言葉で、ベースは関東地方の言葉です。同じ日本語でも地域や世代によって音に違いがあります。関東と関西のアクセントとイントネーションの違いはもとより、例えば1階2階3階の「3階」という言葉は若年層は「さんがい」と読まず「さんかい」と読むなど世代間にも変化がみられ、共通語は皆で使って作っていく部分がまだ残されているという興味深いお話でした。その後、宮沢賢治著『虔十公園林』を全編にわたって朗読されました。
 宮沢賢治の時代と東北のイントネーションがわかる専門家による朗読を、間近に聞くことができ、受講者も熱心に聴き入っているようでした。

 後半は新美南吉著『ごんぎつね』のテキストを配付し、受講者の朗読を録音して、朗読する際と鑑賞に際しての注意点を教えてくださるなど、鑑賞だけではなく実践も兼ねた講座となりました。
 受講者は、講師が朗読により、出身地を推測できることに、関心を寄せていました。
 「物語の始まりは、ゆっくり大きく読む」、「擬音語に必要以上に感情を込めない」、「低く発声する時は、すでに知っている内容であったり、嫌な印象の時の発声の仕方」など、一人ひとりにワンポイントではありますが朗読指導が受けられる貴重な時間となりました。


◆第2回実践編(朗読教室)平成28年11月4日(土)午後2時~午後4時 参加者18名
 前半は『朗読は聞き手が主役』と題し朗読に際しての基礎的な注意点を解説いただきました。「聞いている人に話しかける(一方的に読み上げない)」、「聞き手は文字を見ていないので「間」を十分にとる」などを伺いました。
 事前に読み込んでおくよう配付されていた課題、芥川龍之介著『トロッコ』の冒頭部分の朗読について一通り解説されました。
 主人公の心のうちや思いが直接的に文章化されたところを強調することや、描写を重ねていく部分の読み方など朗読することで文章の理解が深まることが分かりました。

 後半は受講者が少しずつ朗読したものを録音して、一人ずつ講師に講評をしていただきました。他の受講者への講評を聞くうちに「読まずに語りかけることでイントネーションが意味通りになる」、「顔を起こす、のどを開いて上に出す」、「聞いている人を意識して、4,5メートル先の人に届ける」など、前半で説明されたことが、実際に理解できるようになられたようです。
 「声を人に届けるのが朗読」という朗読の難しさと楽しさを学んでいただけたと思います。
 アンケートには「とても勉強になった」、「説明がわかりやすかった」等、ご好評いただけた講座になりました。 

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