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   練馬図書館 連続講座【もっと発見!!!ねりま】第1回
       
        練馬区に住んだ文学者と練馬アトリエ村


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平成29年9月30日(土曜日)午後2時~4時 練馬区立生涯学習センター第1教室 にて開催

 
今年、独立70周年を迎える練馬区------------その魅力を再発見するをコンセプトに、練馬区立石神井公園ふるさと文化館分室 分室長・学芸員の山城千惠子氏を講師にお迎えして、練馬区にゆかりのある文学者や戦前~戦後にかけて芸術家が多く住んでいた練馬アトリエ村についてご講演いただきました。

練馬アトリエ村とは何か、どこにあったのか・・・・

昭和初期の練馬駅周辺の地図や記録を見ていくと、芸術家のアトリエ群として現在の豊玉北4丁目・5丁目付近にその足跡をたどることができました。実際に練馬アトリエ村で暮らしていた洋画家の方が描かれたアトリエ村の見取り図は、記録としても作品としても練馬アトリエ村の全容を解明する貴重な資料でした。練馬図書館近辺という身近な立地の歴史に親しみが感じられ、建物自体は残念ながら現存していないものの、この地域をゆりかごとして創作に励んだ洋画家や彫刻家たち、そして多くの芸術作品への興味が高まりました。練馬アトリエ村の歴史を見れば、豊玉地域周辺の歴史や芸術が垣間見える・・・練馬アトリエ村の研究はまだ始まったばかり。今後も新しい発見に期待が膨らみました。

また、練馬区ゆかりの文学者では、上石神井・関町在住の松本清張や、高松町在住時代に女流文学賞を受賞した瀬戸内寂聴、豊玉在住の野坂昭如など、練馬区へ移り住んできた文学者は数多く、講座時間だけでは取り上げきれないほどで時間が惜しいぐらいでした。在住時代の若かりし頃の文学者や芸術家の貴重な写真、家族や関係者へインタビューをした際のエピソードなど、講師の方が長年の研究で集められてこられた貴重な資料の数々に、参加者の中には懐かしい街並みを思い出される方、現在の風景と比べての驚きなど、戦前から戦後にかけての昭和時代の練馬にタイムスリップした雰囲気に浸る講座でした。


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