昨年に引き続き、今年も矢後勝也博士による講演会を開催しました。
今回は「小笠原の蝶」をテーマとし、当日は矢後博士が持参した小笠原の固有蝶類2種(オガサワラシジミ・オガサワラセセリ)の標本やスライド写真を見ながら行いました。
講演では、天然記念物のオガサワラシジミの保全活動について、活動自体がその種の生態を解明しつつあること、小笠原の外来種問題が深刻さを増した結果、対策はとっているものの駆除が追い付かない現状などお話して頂き、密度の濃い内容となりました。
講演後の質疑応答では、講演内容に関する疑問のほか、蝶の数え方がなぜ「1頭、2頭……」という数え方なのかという疑問まで幅広く質問が投げかけられていました。

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